さて、ここ数日、2019年メットライフドームプロ野球公式戦のチケットや座席についての情報が球団から続々とリリースされております。
今回は、かなり大きな変更点が見られ、ファンの間でも驚きや戸惑い、賛否の声が飛び交っているようです。ここでざっと情報を列挙してみましょう。
① ライオンズファンクラブ(FC)会員以外が、メットライフドームのチケットセンターやライオンズストアでのチケット購入、引き取りの際には、「埼玉西武ライオンズチケット会員」への入会が必須
② ライオンズオンラインチケットショップ限定で、試合開始2時間後まで当日チケットを前売価格で購入可能
③ 一部席種の名称が、頭に「ライオンズ」と付く。外野全席指定席化。
①から見ていきましょう。これはTHE 転売対策ですね。昨年のCSでも転売が確認できた80名への入場拒否や、FC会員の退会措置等、断固とした対応を講じたライオンズ。今年はFC会員以外の人は、身分証明書を提示してチケット会員にならなければ、球場チケット売り場及びライオンズストアの利用ができません。
昨年のアレがあった上での今年のコレですので、必ずや己の身分を現さねばならないこの新制度、相応の転売抑止効果を期待できるかと思います。
ただ、ローチケみたいなプレイガイドはどうするの? との疑問も散見されております。球団とプレイガイド、チケット取り扱いの比率が解らないのでなんとも言えませんが、転売絶滅は無理だけど、大きな減少は期待できる、という考え方なのではないかと、個人的には思っています。まあ、どうなのでしょうね。
108円かかっていたQuick Ticketの手数料がなくなったり、ライオンズストアでの発券が復活してたりと、何気に朗報が混ざっています。
②は、文句なくお得な改正。2時間『前』じゃないですからね? 2時間『後』ですからね?
18時プレイボールだったら、20時までにネットで予約すれば前売り料金でチケットが買えるというわけです。2019年は、「前売」という概念が平成の元号とともに終了した年として、未来永劫ライオンズファンの記憶に残ることでしょう。
③ですが、内野指定席A、Bの全てと、三塁側Cの名称が、「ライオンズ内野指定席A(B、C)」に改称されるとのこと。これはつまり、ライオンズファンはどんどん一塁側に来い、という球団からのメッセージですよ。当然、レオやライナやブルーレジェンズも一塁側スタンドに来てくれるんだろうね?
そして、全外野席指定席化。これと応援に関する新規約が、一番ファンを騒がせた変更点かと思います。しかし、内野派の自分にとっては、最も実情や経緯に疎い問題でもあります。
ということで、ことの詳細に関してぼくから述べられる事はありませんが、外野派の知り合いは「アイツラノセイデ!」と、怒り心頭で謎の呪文を唱えておりました。
他球団で発生したトラブルを他山の石とせず、本当に球場に来たいと望むファンのため、前向きに解決に取り組む姿勢は評価したいと思います。とはいえ、手続きの煩雑化が観客動員にどう影響を与えるか、現段階ではなんとも解りません。
初めて球場のチケットセンターを利用する人が何人もいる場合、都度入会手続きを行っていたら、なかなか発券できないのではないか。
ジュニア会員も、基本的に本人がチケットを受け取らなければならないため、混雑に拍車がかかるのではないか。夏場など、子供を長時間直射日光の下で待たせるようようなことになるのではないか。
そもそも、新制度の周知の徹底が難しいのではないか。情報を知らないまま、身分証明書を持たずに球場に来る人も多いのではないか。
まだ他にも様々なトラブルが予想できるかと思います。
さらに、プレイガイドを使った転売への対策や、急に試合に行けなくなった人のためのリセールなどの救済策といった課題もあります。が、ともあれライオンズは己の理想向かって大きく舵を切りました。その行き着く先が、多くの人にとって幸いであることを願って止みません。
個人的にはですね、シーズンチケット買っちゃったんで、ソールドアウトで試合が見れない! って心配はないんですけどね。オーナーですよ、オーナー。登り詰めたなあ!
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